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フランスのポスター特集


前回ご紹介した黒い猫のポスターを制作したスタンランは、キャバレー「シャノアール」の新聞に、自身初めての挿絵をしたのがきっかけで画業が始まります。
そしてこの時期では、偉大なポスター画家として5本の指に入るようになります。
スタンランのリトグラフ・ポスターは、新鮮で活力があり共感のもてるものばかりです。
そして題材は、猫のほか、彼自身の奥さん・愛娘をよく用いています。
この牛乳を宣伝するポスターは、暖かさと愛情があふれていて、この時期としては、もっとも魅力的なポスターの一つに挙げられています。


それは何といっても、この少女の愛くるしさに、誰もが共感を持ったからではないでしょうか?
そして、猫がミルクをほしいのか?なんとなく活き活きして描かれていませんか?
100年後の現代でも、誰もがこの愛くるしい少女に、心をなごまさせてくれるのではないでしょうか?
私もその内の一人です。
ところでスタンランは、このポスターの少女が赤ちゃんであった時、奥さんと愛娘を題材としたポスターも制作しています。
なんとも微笑ましい描写でしょう!!!!

このポスターから、スタンランが、奥さん・娘をとても愛していることが分かるように感じます。




シャノアールで上演される影絵芝居に多くの観客が詰めかけていたそうです。
政治家・セレブ階級の人々が芸術家・作家・音楽家・俳優が、「シャノアール」という場を共有していました。
そしてシャノワールで上演される芝居が、前衛演劇劇場”テアトル・リーブル”(自由劇場)や”テアトル・ド・ルーブル”(制作座)においても生身の俳優らによって改めて舞台化されました。
また劇場で上演する告知のポスターやプログラムなどを、ロートレック、スタンラン、ナビ派の画家たちが制作し、自分の作品を発表する良い機会でもあり、一つの出版文化が形成されたそうです。
こちらは、テアトル・ド・ルブール(制作座)で上演された、イプセン作「ヨーン・ガブルエル・ボルクマン」オリジナルのプログラム・ポスター(1897年)です。
ちょっと怖い顔をしている?のは、イプセンです。


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